主人公・市川悠心(いちかわゆうし)は、ある夏の夜に遭遇した。
それは透き通る白い肌に、艶を帯びる長い黒髪。一目で見惚れてしまう美少女だった─
が、この美少女の身体、特に足は夜の闇に溶けていた。
恐怖のあまり逃走を図る悠心に聞こえてきた幽霊の声は、
「私、また独りになっちゃうよ……仲間はずれに、しないで」
あまりにか細く、それが唯一の願いなのだと訴えかけてきた。
情に絆された悠心は幽霊(芹澤澪織)の成仏を手助けすることを決意するが。。。
始まる幽霊とのおかしな共同生活。
そして行動を共にするうちに次第に惹かれていき─
恋と成仏の間で揺れ動く一夏の思い出